このページは,XBeeの初期設定(Windows版)について解説しています.
※64bit PCで動作確認.おそらく32bitでも大丈夫なはず…
用意するもの
ハードウェア
- XBee × 2
- Ardiuno Fio
- XBeeエクスプローラUSBドングル
- バッテリー
ソフトウェア
[Ardiuno](Windows版)
- Ardiunoのサイトの上部メニューのDownloadをクリック
- Downloadの項目の下のWindowsをクリック
[XBeeConfigTool]
- XBeeConfigTool (funnel)のサイトの上部メニューのDownloadsをクリック
- Search の欄を[“All downloads” for “XBeeConfigTool.zip”] にし,Searchボタンを押す
- 検索結果後の画面で,”XBeeConfigTool.zip”のダウンロードボタンをクリック
設定手順
- バッテリーとパソコンにつないだUSBケーブルとをArdiuno Fioにつなげて充電する
- エクスプローラUSBドングルの”DI03″と”RTS”にピンヘッダ(L型)をはんだ付けし,ジャンパーでつなぐ
- XBee(Fioでの送信側)をエクスプローラUSBドングルに差し込む
- コンピュータとエクスプローラUSBドングルをUSB接続
- “XBeeConfingTool.zip”の中の”application.windows”フォルダの”XBeeConfigTool.exe”を起動
- XBee(Fioでの送信側)の設定
Serial Port => エクスプローラUSBドングルをつないだUSBポート番号
Mode => End Devices
Baud Rate => 57600 (for ATmega328)
※ここの数字は後でシリアル通信時に重要
※Ardiuno Fioのマイコンに”MEGA328″と書かれている場合.”MEGA168″なら19200 (for ATmega168)を使う
PAN ID => 1234(初期設定)
※4桁の数字であれば何でもいいが,受信側と一致させなければらならない
MY ID => 0001(初期設定)
※4桁の数字であれば何でもいいが,研究室のメンバーと同じ番号にしてはならない
以上を確認して,「Configure」をクリックしてしばらく待つと「Configured Successfully」と表示される.これで完了 - XBee(Fioでの送信側)をエクスプローラUSBドングルから外す
※外すときには特にXBeeの足をまげないように注意する
※ペンなどを使って,てこの原理で片側ずつ交互にはずしていくとよい
- XBee(Fioでの送信側)をArdiuno Fioに差し込む(XBeeの足をまげないように注意)
- もうひとつのXBee(PCでの受信側)をエクスプローラUSBドングルに差し込む
- XBee(PCでの受信側)の設定
Serial Port => エクスプローラUSBドングルをつないだUSBポート番号
Mode => Coordinator
Baud Rate => 57600 (for ATmega328)
※送信側と同様
PAN ID => 1234 ※送信側と一致させる
「Configure」をクリックして成功の表示が出れば完了 - Ardiunoを起動
- [Tools] => [Board] => [Ardiuno Fio]をチェック
- [Tools] => [Serial Port] => エクスプローラUSBドングルをつないだUSBポート番号をチェック
- [File] => [Examples] => [1.Basics] => [AnalogReadSerial]をクリックする
- ソースコードが書かれた新しいウィンドウ(AnalogReadSerial)が表示されるので,setup()関数の中の”Serial.begin(9600);” を”Serial.begin(57600);”に変える.
- 左上の[Upload]ボタンをクリック
※通信に失敗することが,かなり多い頻度である(“stk500_getsync(): not in sync: resp=0x00″というエラーがでることがある)が,Fioの電源を10秒くらいOffにして,再起動したり,エクスプローラUSBドングルをコンピュータに再接続したり,ジャンパーを外したりすると,いつのまにか直ってたりする. - [Tools] => [Serial Monitor]をクリック
- 最初は右下の通信速度が”9600 baud”となっているが,XBeeの設定のときに説明したように,”57600″でXBeeが設定されているので、それと合わせる必要がある.=>右下の通信速度を”57600 baud”に設定
- Serial Monitorの表示が文字化けせず,数字が表示されていれば成功.お疲れ様でした.